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継続する物語り

カズオ・イシグロ氏の著作を日本語訳で読みはじめました。まずは、「わたしたちが孤児だったころ」(Kazuo Ishiguro、入江真佐子訳)。他にも数冊買いました。

ひとびとの思いや内面の揺らぎは物語としてとても面白くて、70億かなんだかわからないけど、地球上のひとぞれぞれのこころの中にのこる思い出とか物語りとして継続します。それを、うつくしく文字におこすと小説になるということでしょう。

私にも、日々の屈託がある、あなたにも、そして私の屈託の原因になった友達、同僚、上司、後輩、子、近所の子、すべてにも、わたしとおなじような屈託と思いがありますね。もしかすると、オリンピックを見ているということが、この見ている側にある屈託として物語として残るということになります。これはとっても面白い。

失敗とか結果はともあれ、いろんな場でいろんな人と関係して、いろんな思いでができてきました。単純な労働に割く時間や一人の時間、寝ている時間も多いのですが、それでも多くの人と関係を持ってきたものです。それぞれが、美しい言葉で記録できれば、物語りです。

これからも、物語りが継続していきます。生きている限り・・・

by khosok | 2018-02-26 09:28 | Trackback | Comments(0)

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