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得意分野って言われても

医師として就職して丸15年が過ぎました。続けてきたことは何かと問われたら、方向転換や配置換えをこころよくうけ入れることでしょうか。職場を変わるごとに多くのものを失って、新しい何かを塗り始めて、それが乾く間もなく、それが剥げおちて、新しい何かを塗りだす、そんな年月でした。

最近、ひさしぶりに、手術室での麻酔をさせていただきました。手取り足取りですが、昔取った杵柄か、まぐれのように硬膜外チュービングも成功し、ほっとしました。

得意分野を聞かれても、何もないとしか言えない心境です。それでも、歩みをつづけると、次から次にやるべきことがあらわれて、時間ばかりが必要になってきます。統計ソフトのRを使った解析といった新しいことにも挑戦しています。救急の分野の勉強も続けていきます。空き時間に論文の査読と講演の準備をしたりと、なんとも気が休まりませんが、自身の論文執筆も進めたいです。学会の委員にもしていただきました。科学研究費を生涯で始めて取得できました。こんなふうに、気持ちが分散していて、ふわふわしており、漠然とした不安があります。

今日は、めずらしく、1日、仕事も家族の用事もなく、じっくりPCに向かっています。統計Rの勉強がかなり進みましたが、それ以外のことができませんでした。今年度は時間管理を頑張ります。からだとこころを壊さないこと、ちいさな成功体験をつみかさねること、家族を大事にすること、そうして、しっかり次の年を迎えたいです。

by khosok | 2018-04-07 14:45 | Trackback | Comments(0)

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